最強暖房器はガスで決まり!

冬も最終章に差し掛かる2月中旬。今年の冬は暖冬ですが、それでも朝夕は寒さが身に沁みます。暖房器具は、家の環境(マンションor一軒家、築年数浅いor古い)によっても最適解は異なりますので一概には判断できるものではありません。私は8年前から一軒家に住んでおりますので一軒家にとっての最適解を考えてみました。

石油ストーブ

昭和時代にはほとんどの家庭で稼働していた石油ストーブ。暖める力は強く、広い部屋でもじんわりと全体まで行き届きます。また、電気やガスを使用しない為、災害時でも変わらず使用できる事もメリットです。しかしながら、どうしてもお薦めできない大きな難点があります。手間です。石油ストーブはその名の通り石油を燃料にしますので、石油がなくなれば動きません。よってストーブに定期的(真冬は1日~2日に一度ぐらい)に補充が必要です。それだけではなく、石油をガソリンスタンド等へ調達する事も必要になります。この2つの手間がかかる事で全てのメリットは打ち消されてしまいます。他にも石油タンクの置き場所、匂い、危険性等もデメリットの一つです。

 

エアコン

今は一家に1台以上はエアコンがあります。多い家庭では各部屋に備え付けられており、4台~5台のエアコンを保有しています。夏場も活躍しますが、冬場の暖房器具としても活躍します。そのメリットは手軽さです。人がいる空間をスイッチ一つで適切な温度にしてくれます。手間も危険性も全くありません。結論になってしまいますが、狭い部屋(8畳以下)かつ密閉度の高い部屋にとっては最適な暖房器具だと思います。一方でリビング等の広いスペースではお薦めできません。私は8年前に新築の木造一軒家を購入し住んでいますが、当初は床暖房が備え付けられている事もあり暖房機はエアコンで充分だと思っていました。しかし、設定温度をあげても長時間運転にしても、どうも寒いのです。エアコンはほとんどの家庭で部屋の上部に付けられます。しかし、暖かい空気は性質的に、上へあがります。よってなかなか体感できる高さまで降りてこないのです。今の一軒家は(マンションも同様)部屋の高さが昔に比べて高くなっていますので更に循環し難くなります。また体感できない事から長時間運転とすると電気代も大変高くなります。費用はかかるのに寒い、っということで一軒家のリビングにはエアコン暖房は向いていないと判断します。

 

ガスヒーター

私がエアコンから変更したのがガスヒーターです。ガスヒーターはガス栓が無いと設置できないデメリットがあります。私も後からガス栓を追加しました。この追加工事だけで2万5千円ほどかかりました。追加工事費用は既存のガス栓からの距離や環境にもよりますが、1万5千~4万ぐらいの間が相場のようです。また暖房器具の設置もガス栓の近くに限られます。ガスホースである程度の距離は対応可能ですが、ガスホースは電機コードのように細くは無いので邪魔になりますし見栄えもよくありません。よって一度決めたガス栓の近くが暖房器具の置き場となります。しかし、これらのデメリットを埋めるメリットがあります。即暖性と手間のなさです。暖める力が強く、またすぐに稼働されるのでスイッチを押した瞬間から部屋を暖めます。置き場所が床ですので体感的にも非常に暖かいです。エアコンと同様に設定温度とそれにあわせた自動運転が可能ですので、設定温度さえ調整すれば後はなにもすることはありません。手間の観点ではエアコンと全く一緒です。少し大げさですが、ガスヒーター使用前(エアコン時代)と使用後では冬が来ることへの嫌悪感が全く異なりました。それほど私にとっては絶大なる影響を及ぼしてくれました。

 

一軒家にお住みの皆様。多少の初期投資は必要ですが、ガスヒーターに変えてみてはいかがでしょうか? ガスヒーターが最適解です!!!